PowerShell

【PowerShell】連想配列(hash_table)についてまとめ

2018年6月6日


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こんにちは!そーまんです。

今回は、連想配列について書いてみました。

できるようになること

連想配列を使って配列と異なり、インデックス番号ではなく適切な添え字を入れることで添え字から名前を連想できるようにすることができます。

人の名前で言えばニックネームが添え字でそこから実際の名前を連想できるようなイメージだと思っていただければ分かりやすいかもしれません。


連想配列の概要

配列のキー(インデックス)が文字列となったものを連想配列といいます。

ちなみに配列について未だ知識がない方は以下の記事を見て頂けます参考になるかと思います。

復習になりますが、配列を作成した時に、キー(インデックス)は 0 から順に振られます。

配列のインデックスと値について(上がインデックスで下が値になります。)

配列ではインデックス番号と値の紐づけをしている一方で、連想配列では 以下の画像のように Value に対して Key を紐づけしています。

種類特徴
配列 インデックス番号と値の紐づけ
連想配列 Value に対して Key を紐づけ


それでは、どんな風に使うのか、イメージとして例を作成しました。

ここでは、住所と郵便番号が連想配列になっています。ここでは住所として東京都港区をキー (Key) とし、その住所の郵便番号として 105-0000 が値 (Value) としています。

つまり、文字のキーをもとにして値を設定した配列を連想配列と言います。住所と郵便番号を紐づけしているのです。

では、このイメージをもとに PowerShell で書いてみましょう。


連想配列の構文

連想配列の構文は以下のようになります。

キーと値を関連付ける為に =(イコール)を使用します。


連想配列のサンプルコード

では、先ほどの住所と郵便番号に置き換えてみます。

これで、連想配列を作る事ができました。


連想配列のメソッド・プロパティ

それでは、連想配列に対してどんなメソッドやプロパティがあるのか見てみたいと思います。

例えばメソッドだと連想配列に追加 (Add)したり、数を数えたりする (count) 事ができ、またプロパティだと連想配列内にキーと値を追加する (IsFixedSize) 事ができるかなどが確認できます。


以降、先ほどの住所と郵便番号が入った状態の連想配列をそのまま使います。

数を数えたい時は count メソッドが使えます。


連想配列からキーのみ取り出したい場合は keys メソッドが使えます。


値を取り出したい場合は values メソッドが使えます。


それでは特定のキーに対する値を取り出したい場合はどんな風に書くでしょうか。

簡単で、キーの名前を文字列で "(ダブルクォーテーション)で囲い、直接書けばいいだけです。東京都新宿区にあたる住所が表示されました。


配列ではできませんでしたが、連想配列内にキーと値を追加する事ができるか確認してみます。IsFixedSize メソッドを使います。

返り値は False ですので、連想配列は Fix(固定)ではない。という事になります。


固定ではないのであれば、早速追加してみましょう。東京都渋谷区を追加してみます。

連想配列されましたね。


連想配列のキーの表示を並び替えたい場合

郵便番号ではわかりにくいので、内容をサーバーに変更しました。

連想配列の後に .GetEumerator メソッドを使い、パイプさせて soft コマンドでプロパティである key を指定すると昇順に並べ替えることができます。恐らくこの方法が通常使われていると思います。降順にしたい場合は -Property key -Descending で可能です。


こんなこともできますよという意味で、他にも簡単に並べ替える場合は [ordered] 属性をつけてあげると並べ替えることができます。


連想配列のキーに対して、複数の値を指定したい場合

連想配列のキーに対して複数の値をしているすることもできます。波カッコで括って ; (セミコロン) で区切ってあげればできます。


最後に

いかがでしょうか。

連想配列が使えるようになってくると書ける処理内容がより高度になってくるかと思います。

では最後までお読みいただきありがとうございました!

  • この記事を書いた人

そーまん

セキュリティエンジニアやってます。
ブログ歴3年。PVは月15万PV程度。
趣味はボクシング、筋トレ、登山です。
穏やかで人見知りな性格です。

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