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仮想化を学習するなら VMware をお勧めする3つの理由


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こんにちは!そーまんです。

今回は仮想化システムを学習するなら VMware をお勧めする3つの理由について説明いたします。

これからインフラ系のエンジニアになりたい方にとって参考になれば幸いです。

対象の読者

  • これからインフラ系のエンジニアを目指す方
  • サーバー側のエンジニアとしてお仕事を探されている方

理由1:VMware 製品はサーバー仮想化製品シェアにおいて依然としてトップ

VMware 製品はサーバー仮想化製品において、世界中で最も多く使われております。AWS や Azure や Citrix 等はもちろんありますが、サーバーベースでのマーケットシェアからまだまだ世の中では圧倒的に VMware がトップにいます。(クラウドとかオンプレミスとか抜きにした上です)

Installed Base Server Virtualization のグラフを見ていただければ分かりますが、企業規模により前後しますが、VMware は 8 割弱という驚異的なマーケットシェアを保持しています。

VMWARE FURTHER EXPANDS MARKET SHARE FOR SERVER VIRTUALIZATION | SmartProfile

この背景にはオンプレミス、またはプライベートクラウドでサーバーを仮想化して運用している企業がまだまだ多いという事が伺えます。少し前には、AWS 上にもVMware Cloud™ on AWS というのも出てきました。

理由2:VMware は他の仮想化システムと比べて手が付けやすい

現在では VMware だけではなく 、デスクトップ仮想化なら VMware Horizon ではなく Citrix Virtual Desktop や Azure Virtual Desktop、認証システムなら Azure AD や他、Web や DB なら AWS など、ハイブリッドで組み合わせて使っているというのが現状かと思います。

そんな群雄割拠というか、昨今では非常に優れた仮想システムが多くある一方で、これからエンジニアとして仕事をされる方はどれから手を着けるのが最適なのか正直迷ったり、分からない方がそれなりにいると思っております。

人によっては最初は色々なことを身に付けたい方もいらっしゃるとは思いますが、全て身に着けようとすると必要な知識や経験が多すぎて途中で嫌になってしまうと思います。(あとそもそも個人で環境を用意するのは費用や環境において限度があると思います)

AWS や Azure は利用時間で課金されます。複数台のデスクトップやサーバを立てて検証するとかなりお金がかかります。一方で VMware であれば初期投資はある程度かかりますが、あとは評価用の OS やソフトウェアを使えば電気代以外はハードウェアのキャパシティが許す限り追加の料金はかからず使えます。また VMware ESXi であれば中古やオークションとかで購入することは一応できます。

種別課金評価用
VMware 製品 (WorkStation または vSphere)買切り有り (Workstationは30日間、ESXiは60日間)
Azure時間単位評価用というのは無いがアカウント作成時750 時間無料 (B1S Standard)
AWS時間単位 評価用というのは無いがアカウント作成時750 時間無料 (EC2 t3.micro)
製品・サービス別の課金と評価用の違い

どの企業も基盤システムとして VMware を使っているところが多いと思いますので、インフラの設計、構築、運用保守というお仕事をこれからされる(されている)中で、VMware の知識や経験はある程度必須といっても過言ではないのかと思っています。

少なくとも知らないより知っているだけでも大きく違います、会社の先輩や上司に聞かれたら「少しくらいは知ってます」くらいと言えると良いと思いますよ。

理由3:案件や就職・転職に活用できる

仮想化の経験があるインフラ系のエンジニアは重宝されますし案件や仕事の幅もあると思います。

VMware の場合、VMware ESX バージョン 3.5 の頃 (2009 年あたり) に徐々に売れ始めた記憶があります。

Citrix はもともと MetaFrame (今の Virtual App や Desktop)というのがあって、それは相当昔 20 年前 (2000 年) からありました。15 年前は結構広く利用され、この 5 年前 (2017) くらいにはリモートワークが広がるとともに XenApp や XenDesktop という名前で導入が広がってきたと思います。

Azure も10 年近くより前にはあったと思いますが、広く実用されてきたのはこの 6 年くらいまでの間ではないかと思っておりますし、AWS も同じくらいのタイミングではないかと記憶しています。

このような仮想化システムはまだ年数が浅くエンジニアは常に人材不足です。(そもそもエンジニア自体慢性的に人材不足です)

また、コロナ渦でリモートワークが急速に拡大しましたのでVDI の経験がある方は良いと思います。Citrix など仮想デスクトップや Azure AD 周りの認証系サービスができる方は少ないと思われますので仕事には困らないと思います。

インフラ側でお仕事されたい方にとってそういったテクノロジーに手を出す前に、まず VMware や Active Directory や Windows 10 あたりを学習されると良いでしょう。インフラ系のエンジニアとして、仮想環境とプラットフォームの基本的な知識がどこでも必要だからです。

最後に

いかがでしょうか。

考えて悩むことも大切ですが、とりあえずやってみる事のほうが大事だと思います。VMware vSphere を PC やサーバにインストールすれば、この環境を Windows 10 や Windows Server や Linux をインストールすることができます。そんなに難しくないですし「できた!」という達成感が容易に味わえますよ。

いきなり難しいことはせずに、徐々に順を踏んで Windows サーバならドメインコントローラやファイルサーバを立てたり、Linux なら Web サーバや DB サーバを立てると良いと思います。

資格試験を学習する為の環境としても充分使えます。答えを勉強するのも良いですが、実際に使ってみて覚えるほうが実務を考えると良いと思います。

それでは最後までお読みいただき有難うございました!

  • この記事を書いた人

そーまん

セキュリティエンジニアやってます。
ブログ歴3年。PVは月15万PV程度。
趣味はボクシング、筋トレ、登山です。
穏やかで人見知りな性格です。

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