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こんにちは!SE ブログの相馬です。
今回は、Windows 10 のバージョンとモデルについて説明いたします。
企業で Windows 7 から Windows 10 に乗り換える際に、是非とも参考にして頂けたらと思います。Windows 7 とは大きく異なり、Windows 10 ではモデル毎に機能の違いやサポート内容が大きく異なります。
よって、システム開発のコストや PC 購入・運用コストを考えた時に、特にモデルの選定は非常に大きく影響しますので、充分に理解しておきましょう。
Windows 10 のバージョンについて
マイクロソフトは今まで、企業向け Windows のバージョンを以下のようにアップグレードしてきました。
Windows NT → Windows 2000 → Windows XP → Windows 7 → Windows 8 → Windows 8.1
このようにWindows のバージョンがアップグレードすると、上のように今まで主に番号が増えたりしていました。
Windows 10 では、このような方針ではなく、番号が増えずに Windows 10 のまま、アップデートしております。つまり次のバージョンの名前が Windows 11 とかにはならないわけです。
Windows 10 からは、以下のようにバージョンの番号が増えるという方針になりました。
Windows 10 リリース情報 | Microsoft
大型アップデート | バージョン | コードネーム | ビルド番号 | リリース日 |
---|---|---|---|---|
Windows 10 version October Update | 1809 | Redstone 5 | 10.0.17763 | 2018 年 11 月 |
Windows 10 version April Update | 1803 | Redstone 4 | 10.0.17134 | 2018 年 5 月 |
Windows 10 version Fall Creators Update | 1709 | Redstone 3 | 10.0.16299 | 2017 年 10 月 |
Windows 10 version Creators Update | 1703 | Redstone 2 | 10.0.15063 | 2017 年 4 月 |
Windows 10 version Anniversary Update | 1607 | Redstone 1 | 10.0.14393 | 2016 年 8 月 |
Windows 10 versions November Update | 1511 | Threshold 2 | 10.0.10586 | 2015 年 11 月 |
N/A (無し) | 1507 | Threshold 1 | 10.0.10240 | 2015 年 7 月 |
マイクロソフトは、この方針を「サービスとしてのWindows」としています。英語では、WaaS (Windows as a Service) です。ちなみに今までは「製品としてのWindows」と呼ばれていたようです。
サービスとしてのWindowsについて、詳しいことを書くと内容が横に外れてしまうので、以下のサイトを見ていただくとよいでしょう。
サービスとしての Windows の概要 | Windows IT Pro Center
Windows 10 のモデルについて
Windows 8.1 までは、Home や Pro, Enterprise などのエディションはあっても、モデルというものはありませんでした。
Windows 10 からは 主にコンシューマーと企業向け毎にモデルがあります。また、以下の 3 種類のモデルに分類しています。
- コンシューマ向けのCurrent Branch (CB)
- Current Branch for Business (CBB)
- Long Term Servicing Branch (LTSB)
分類しますと、CB はコンシューマー向け、CBB と LTSB はビジネス向けになります。各々の内容について説明しますと、以下のようになります。
モデル | 対象 | 内容 | エディション | ||
---|---|---|---|---|---|
CB | コンシュー マー | セキュリティ更新とバグフィックスは都度提供。新機能はリリースと同時に提供。 | LTSB を除く
全てのエディション
|
||
CBB | ビジネス | CB のおおむね 4 カ月後に Branch が始まり、セキュリティ更新とバグフィックス(不具合の修正プログラム)は次の次の Branch が始まるまでのおおむね 8 カ月間、都度提供。 | Home および LTSB を除く
全てのエディション
|
||
LTSB | ビジネス | 基幹業務システムなどミッションクリティカルなシステム向けのモデル。
セキュリティ更新とバグフィックス(不具合の修正プログラム)は 10 年間のサポート期間中、都度提供。Enterprise LTSB のみ対象 |
|
企業向け PC をにインストールするモデルについて、CBB を選ぶか LTSB があります。
どちらにするか選定基準はの考え方は企業ごとに異なるかもしれませんが、私は以下のように考えております。
- 基幹業務システムを除く、通常業務で使用するような PC は CBB で良いでしょう。
- 基幹業務システムのような、業務に大きな支障をきたすようなものは LTSB で良いかと思います。例えば、経理で使用しているような、銀行に対してデータ処理する端末(よくオンラインバンキング等と呼ばれます。)や、高額な 計算処理プログラム を使う、それらの PC が利用不能になった時に、すぐに代替することが難しいような PC をさしています。
基本的には、企業向け PC は基本的に CBB として、業務に支障が大きく、且つすぐに代替えが難しいような PC は LTSB にすることが選定基準になるかと思います。
ただし、CBB と LTSB の PC を分けて管理すると、以下の問題が出てしまいます。
- モデル事に開発・運用負担が大きくかかる
- CBB と LTSB の Windows サポートが大きく異なる
よって、コスト面で考えると、どうしても LTSB に統一したりする事が一般的なのかもしれませんね。確かに企業ではこの LTSB が多く使われているのが実情です。
まとめ
いかがでしょうか?今回は Windows 10 のモデルについて説明しました。今までのバージョンと、考え方が大きく異なるので理解しにくいかと思います。
しかしモデルの選定において、これらは非常に重要ですので、理解しておくとよいでしょう。
ちなみにエディション ( Home, Pro, Enterprise ) の違いついては、以下の記事でまとめましたのでお読みいただけると嬉しいです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!