Azure

【Azure】MS SQL Serverでクラスタ構成を作る(2)

2018年4月30日


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【Azure】MS SQL Serverでクラスタ構成を作る(1)では以下の事を行いました。

 

  1. 各 DB サーバーから データベースエンジンを削除 → 完了
  2. Windows Firewall からルールを追加       → 完了
  3. フェールオーバークラスタの作成         → ここから
  4. 記憶域スペースダイレクト(S2D)の有効化

 

以降はフェールオーバークラスタの作成に進みます。

 

 

作業手順

 

 

フェールオーバークラスタリング機能の追加

 

 

DB サーバー 1 号機と2 号機両方で行います。

 

1. サーバーマネージャーを起動し、[役割と機能の追加] をクリックします。

 

2. [次へ] をクリックします。

 

3. 役割ベースまたは機能ベースのインストールを選択し、[次へ] をクリックします。

 

4. [次へ] をクリックします。

 

5. フェールオーバー クラスタリングにチェックをいれます。

 

6. [機能の追加] をクリックします。

 

7. [次へ] をクリックします。

 

8. [インストール] をクリックします。

 

9. インストールが完了しました。[閉じる] をクリックします。

 

 

以上で、フェールオーバークラスターの機能は追加できましたので、これからクラスターの作成へ進みます。

 

クラスターの作成

 

フェールオーバー クラスター マネージャーを使い、DB サーバーをクラスタリングし、1 の論理的なコンピューターオブジェクトを作ります。

その為に、各サーバーにサインインするアカウントはコンピューターアカウントが作成できるアカウントでサインインしてください。

そうではないアカウントでサインインしますと、クラスターの作成中に以下のようなエラーが出てしまい作成に失敗してしまいます。

 

 

1. Windows スタートメニューから、[フェールオーバー クラスター マネージャー] をクリックします。

 

2. フェールオーバー クラスター マネージャー の ウィンドウ上メニュー内 [操作] をクリックし、[構成の検証] をクリックします。

 

3. [次へ] をクリックします。

 

4. DB サーバーを追加します。(全台選択します。)

 

5. すべてのテストを実行するを選択し、[次へ] をクリックします。

 

6. [次へ] をクリックします。クリック後に検証が開始されます。

 

7. 検証が完了しました。ひとまず、チェックボックスにはチェックせずに [完了] をクリックします。

 

以下は検証結果のレポート内容になります。

 

8. クラスターの作成をしますので、フェールオーバー クラスター マネージャーから [操作] → [クラスターの作成] をクリックします。

 

 

9. [次へ] をクリックします。

 

10. ここではとりあえず DB サーバー 1 号機のみ追加します。

 

11. 検証は済んでいるので、ここでは [いいえ] を選択して [次へ] をクリックします。

 

12. クラスター名を入力します。DB サーバー をクラスタリングした時に生成されるコンピューターアカウント名になります。

入力後、[次へ] をクリックします。

 

13. [次へ] をクリックします。

 

14. クラスターの作成が完了しましたので、[完了] をクリックします。

 

15. クラスターコアリソースの項目の中にある、サーバー名の IP アドレスを変更します。

 

16. IP アドレスの状態が失敗になっています。

これは、クラスター管理用 (クラスター コア リソースの仮想 IP アドレスになります。

この IP アドレスを右クリックし、[プロパティ] を右クリックします。

 

17. この IP アドレスを、個々の仮想マシンに割り当てられている IP 以外に変更します。[OK] をクリックします。

 

18. IP アドレスを右クリックし、[オンラインにする] をクリックします。

 

19. クラスターコアリソースの状態がオンラインになりました。次はもう一台のノードをクラスタに追加します。

 

 

クラスタノードの追加

 

 

1. フェールオーバークラスターマネージャーの [操作] をクリックし、[ノードの追加] をクリックします。

 

2. [次へ] をクリックします。

 

3. ノードを追加して、[次へ] をクリックします。

 

4. [使用可能な記憶域をすべてクラスターに追加する] のチェックは外します。

(画像では付いていますがここでは外します。)

 

[次へ] をクリックします。

 

5. ノードが追加されましたので、[完了] をクリックします。

 

6. フェールオーバークラスターマネージャーの [ノード] から、ノードが追加されている事を確認します。

 

 

記憶域スペースダイレクト(S2D)の有効化

 

 

S2D を使い、サーバーのローカルディスクをクラスター用のストレージに変えて使う事ができます。

詳細は、@IT の記事が参考になりますので見ておくと良いかと思います。

 

記憶域スペースの新機能「記憶域スペースダイレクト」を理解する(前編)

http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1507/07/news034.html

 

1. S2D を有効にする前に、以下の作業が完了している事を確認します。

  • 記憶域プール用に、空のディスクが 4 本ある事。ここでは各サーバー毎に 2 本ずつ用意しました。
    • Premium Storage (SSD ディスク) 或いは HDD を各 Azure VM に追加します。
    • ホスト キャッシュを読み取り専用に設定します。
  • 空のディスクをサーバーにマウントします。フォーマットはしません。またドライブレターも付けません。

 

サーバーマネージャーから見ると以下のような状態にしてあります。

 

2. PowerShell で コマンドを実行します。

[code language="powershell"]
PS C:\Users\tadmin.SOMAENG> Enable-ClusterS2D
[/code]

 

3. S2D が有効化が開始します。

 

4. 本当に実行してよいか確認を求められます。問題がなければ、Y を入力して Enter キーを押します。

 

5. 有効化が完了しました。文字化けしておりすみません。

 

6. フェールオーバークラスターマネージャーの画面右側に、記憶域スペース直接(S2D): 有効になっています

という状態を確認します。

 

7. 記憶域プールを作成します。フェールオーバークラスターマネージャーのプールをクリックし、記憶域プールの新規作成をクリックします。

 

8. [次へ] をクリックします。

 

9. 記憶域プールの名前を入力します。[次へ] をクリックします。

 

10. 各サーバーにマウントされているディスクを選択します。[次へ] をクリックします。

 

11. 問題がなければ、[次へ] をクリックします。

 

12. 記憶域プールの作成が完了しました。[閉じる] をクリックします。

 

13. フェールオーバークラスターマネージャーの画面内のプールをクリックして、記憶域プールの状態が正常である事を確認します。

 

14. 次に記憶域ディスクを作成します。説明は以下になります。

 

  • StoragePoolFriendlyName: 記憶域プールの名前になります。上の手順で作成したものです。
  • FriendlyName: S2D で作成されるボリュームの名前になります。
  • FileSystem: CSVFS_REFS 或いは CSVFS_NTFS を入力します。Microsoft では CSVFS_REFS が推奨とされているようです。
  • Size: S2D で作成されるボリュームのサイズになります。

 

[code language="powershell"]
PS C:\Users\tadmin.SOMAENG> New-Volume -StoragePoolFriendlyName "S2D on WSFC" -FriendlyName Volume1 -FileSystem CSVFS_ReFS -Size 800GB
[/code]

 

15. フェールオーバークラスターマネージャー内のディスクから、ボリュームが作成された事を確認します。

 

サーバーマネージャーから見ても、記憶域プールが作成されている事が確認できます。

次のページへ進みます。

 

【Azure】MS SQL Serverでクラスタ構成を作る(3)

 

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【Azure】MS SQL Serverでクラスタ構成を作る(1)

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そーまん

セキュリティエンジニアやってます。
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